算数、どうせやるなら徹底的に
算数の勉強のさせ方が間違っている!
時間をかけている
→集中できていますか? 時間が長いだけではないですか。
こどもも、疲れてきます。やっているうちにイヤになりますよ。
毎日やっている
→惰性でやっているだけではないですか? 単に、やらないとお父さんやお母さんにしかられるから机の前に 座っているだけってこともありますよ。
何度もやっている
→何度もやって答えを覚えているだけじゃないですか。算数を暗記科目にするのですか?
(もちろん、暗記の必要な部分もありますけど)
要するに、徹底的にやっていない。集中していない。イヤイヤやってるだけ。そりゃ、成績は伸びませんよ!
本当に成績上げたいなら、ホンキで中学受験するのなら、勉強方法を変えないと。
解決策をひとつ。(そのままやってみるなり、アレンジして使うなりしてください。)
ただし、ここからは、まだ6年になっていない生徒対象です。6年生は、後ろの方に書きますから、そちらを参照してください。
子どもは、成績を上げるために「何をすればいいのか」分かっていません。
やることを具体的に伝える
まず、「具体的にやること」を指示します。「具体的に」というところが大切
テキストの○○ページから△△ページの何番、何番、ノートはこう使って、ここにページ数、問題番号を書いて、
ここに式や考え方を書いて、ここに計算して、ここに解答を書いて・・・。
テストのやり直しは、ここに問題を貼り付けて、ここに解き直しを書いて、答え合わせはこうやって・・・。
とても細かいことまでイチイチ指示してください。
毎日続ける
これを毎日続けます。ひたすら毎日やってください。
机の前に表を貼って、達成できたら大げさに褒め、ハナマルでも書いていってあげるのもいいでしょう。
最低3か月続ける
これを、最低3ヶ月、続けます。この間、徹底的に算数に集中させます。
もちろん、他教科の課題もしないといけませんので、負担は増えます。
お母さん、鬼になってください
この間、面倒ですが、つきっきりでさせて下さい。いやがるようなら、お尻をたたいてでもさせてください!
泣いても、叫んでも、心を鬼にして、3ヶ月、ひたすらさせます。
ここまでするには、親の労力は大変なものです。ものすごくエネルギーがいります。先に親が息切れするかも知れません。
そこまでする覚悟を決めてください。
中途半端な勉強はこどもをダメにしますから、やる以上は徹底的にさせます。
本気で、中学受験させるのであれば、この壁を乗り越える必要があります。
これを乗り越えられず、ダラダラ6年を迎えてしまうと、結局受験はうまくいかず、子供が泣かないといけません。
反対に、今、このやり方の習慣がついたら、あとは、チェックを入れていくだけで管理が出来るようになります。子どものほうも、ここまで徹底的にすると、力も付きます。点数も出てくるはずです。(もちろん個人差はありますし、学年ややっている内容にもよります)
子供も自信が持てるようになります。そうなれば、いい回転が起こってきて、勉強も面白くなる、面白くなればさらに勉強するようになります。
いつから始めたらいいのか?
いかがでしょうか?
何もしなければ、何もおきません。まずは「試してみる」ことが大切です。
学年が上がれば上がるほど、行うのが難しくなります。
かといって、1年や2年のうちからさせるのは息が続きません。3年生にこれをやっても、まだ早い気がします。
4年か遅くとも5年の初めのうちに、させて下さい。